
次世代型文系格闘魔法少女、がんばってます。
ミッドチルダを揺るがした未曾有の危機、JS事件から4年後。
格闘技を始め、日々楽しく練習に励む主人公、高町ヴィヴィオ。
先祖の想いを文字通りその身に宿し、先祖が興した武術"カイザーアーツ"を極めんと邁進するもう一人の主人公、アインハルト・ストラトス。
同じくベルカに縁のある二人の少女が格闘技を通して出会い、ぶつかり、惹かれ合い、成長していく鮮烈な日々の物語。
元々、アニメの『魔法少女リリカルなのは』~『魔法少女リリカルなのはStrikerS』みたいな血生臭い要素や悲劇を避けてほのぼのやろうというコンセプトで始まっただけあり、サービス過多、肌色多目で人に勧め辛い漫画ではあるんですが、根底にはリリカルなのはシリーズの熱い血が流れています。
・ヴィヴィオのオリジナルであるオリヴィエと、アインハルトの先祖であるクラウスのエピソード。
・クラウスの無念を引き継いで悩みと焦燥にまみれていたアインハルトが、コーチや友人に恵まれて成長していく姿。
・お気楽に格闘技をやっている様に見えるし、実際に格闘技が好きで楽しんでるけど、始めた動機は凄まじく重いヴィヴィオの悩みと拘り。そして真っ直ぐな成長。
・スカリエッティの下に居た時の荒れ具合が信じられないくらい穏やかになったノーヴェの、コーチとして懸命に頑張る姿。
・仕事が忙しいながらも母親として、娘に愛情を注ぐなのはの姿。
そういった諸々が紛れもなくリリカルなのはです。
格闘競技について、ライフポイントとクラッシュエミュレート制っていうのがどうもしっくり来ない部分はありますし、女性部門しか描かれないので男性の大会はどんな感じなのかとか気になりますが、シリーズのファンの方にはぜひ読んでほしい漫画です。
そして、物語はアニメ『ViVid Strike!』へと続きます。
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