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    漫画、小説、アニメ、ゲーム、酒、音楽等に関するブログ。   現在見てるアニメ:白聖女と黒牧師  見ようとしてるアニメ:蒼穹のファフナー EXODUS
    スクウェア・エニックス
    発売日 : 2005-01-27




    製作がトライエースでなんとなく面白そうだったんで、碌に内容も知らずに買いましたが当たりでした。


    数多くの登場人物達がそれぞれのスケジュールに則って思い思いに行動していて、街の意外な所に意外な人が居たり、変な事をしていたり、そういうのを観察するだけでも面白いです。

    しかもその内のかなりの数を仲間にする事が可能です。



    調べてみるとこのゲーム、あんまり人気が無い様なんですが、これが不人気とは理解できな……

    いや、残念ながら理解できなくはないです。



    まずストーリー。
    明言は避けますが、後半辛い展開になって行きます。
    そしてどう転んでも、グッドエンドとは言い難い結末。

    さらに、エンディングが短くて説明不足なまま呆気なく終わってしまうのが残念ですね。



    あとは演出。
    ちょくちょくBGMが場の雰囲気に合ってなかったりして、盛り上がる場面で盛り上がり切れない等、演出が雑でがっかりする事が多いです。
    仲間に出来るキャラクターが多いのは良いんですが、わりとしょうもない理由で協力を申し出る人が多かったり、誰を仲間にしてもストーリー上のイベントには登場しないのもどうかと。
    まあそこまでキチンと作るのはとてつもない労力が掛かるんでしょうけど。




    ただ、『農夫だとか商人だとか仲間にしても戦闘で弱いキャラが多くて、終盤で仲間に出来る強いキャラが居れば必要無い』という意見があるようですが俺はそうは思いません。

    そこは物語を妄想する事で楽しめると思うんです。

    例えば、主人公ジャックの故郷 ソレユ村に住むサンセットという少年が居ます。
    特に凄い能力を持っているわけでもない普通の少年なんですが、この少年を鍛える事で、家族や村を危険から守れる勇敢な戦士に育つんじゃないかとか、そうじゃなくても戦闘で鍛えた筋力(と、保有スキルの幸運プラス)が家業の豚飼いの仕事に役立つから鍛えてやろうとか。

    街に住むポールという男。
    奥さんが居るのに女の子と仲良くする事しか考えてないダメオヤジなんですが、意外にも騎士団に入る為に毎日素振りを欠かしません。(入って女にモテるのが目的ですが)
    ならちょっと鍛えて後押ししてやろうとか。

    トリア村のゴンベー村長なんかは本当に戦闘に駆り出しちゃダメだろって感じなんですが、それはそれ。
    こんなご老体に恩着せてこき使うジャックは鬼って事でw
    ちなみに俺は、村長たるもの村を守る力が必要だという理由である程度鍛えました。(鬼)




    戦闘システムも、シンプルながらなかなか面白いシステムだと思います。
    他のキャラは勝手に動いてる所に「あいつを狙え」とか「離れろ」とか「回復しろ」とか命令できるだけなんですけど、ジャックに関しては遊べます。
    ボルティブロー(必殺技)とボルティブレイク(超必殺技)は、各種武器(片手剣、大剣、槍、斧)につき1種類ずつのみなんですが、通常技が各種武器につき10種類あり、自分の好きな形で組み合わせて戦うのが面白いです。

    片手剣だったら『斜払い(左から右に斬る)→袈裟斬り(右上から左下に斬る)→三日月斬り(斜払いの強化版)』とか、威力や格好良さを無視して極限まで隙を少なくするなら『袈裟斬り→逆袈裟斬り』の繰り返しでも良いし。

    大剣だったら『切り下ろしか何かから入って右薙ぎ払い、そのままの勢いで旋風薙ぎ払い』とか。


    ボルティゲージ(必殺技や特殊な命令を使う時に消費するゲージ。攻撃すると溜まり、パーティーで共有。)に関してはもうちょっと何とかなんなかったかなとは思いますけど。
    ボルティブレイク(超必殺技)で最大数の100を消費してしまうんですが、ジャックが一番強いという場合が多いんで、他の人がボルティブレイク使えても使わせる機会があまり無いんですよね。




    こういう風に、不満点もあるんですが遊べる要素が多いという意味でゲームとしては良く出来てて面白いです。
    これでストーリーがもう少し練られていれば、名作になったかもしれないのに。
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    【2014/02/08 18:38】 | ゲーム・ビジュアルノベル
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