ある日カナタは、ミシオに尋ねられる。
「カナタの夢って何?」
”遠くにある大きな夢”という物が思い当たらず、ちょっと悩むカナタの話。
クラウスがローマ皇帝からの手紙をリオに持ってくるものの、リオは不在。
受け取りのサインが無いと帰れないと言うのでカナタが探しに行くと申し出る。
って、危ねぇ!!!
こんな奴に車運転させるなw
運転免許制度が無いのか、軍内で免許取れるのか、どっちにしてもこれに許可出したのはフィリシアか?
なんて事を。
シュコやユミナが居なかったらどうなってたか。
教会で、ミシオが何故あんな事を訊いたのかが判明。
子供達の願いが書かれた絵馬を見て感心するカナタに、ユミナが
「良かったらカナタさんもいかがですか?」
と勧めるが、カナタは言葉につまり、逆にユミナの夢を尋ねる。
するとユミナは、”もし還俗が許されるなら”と前置きした上で、仕立て屋への熱い思いを語る。
つい、「今が天職だと思うけど。」と素直な感想を漏らすカナタ。
もっともだ。至極当然な感想だ。
教会を後にナオミさんの店に行くと、今度はマリアと出会う。
ナオミさんによると、リオは工房へ向かったらしい。
え?
ナオミさんと親方って元夫婦で、マリアは娘だったのか。
ナオミさん若いころ美人だ。
『リオは考え事して道草食ってるかもしれないから、道端も良く見て行け』というナオミさんのアドバイス通り、リオは廃墟のような場所で考え事をしていた。
ナオミさんに聞かされた炎の乙女伝説についての話。
どうやらローマに伝わっている方が原型に近いらしい。
カナタが手紙を渡し、「先輩は本当にお姫様なんですね。皇帝さんからの手紙なんてすごいです。」
と言うと、リオは顔を曇らせて語りだす。
リオが語る、世界の現状。
世界は終わりに向かっている。なのに戦争はなくならず、残された僅かな土地を奪い合い、人口を削り合う。
ローマ皇帝からの封筒の中に入ってたのは世界地図。
『僅かな土地』と言う言葉に反応したカナタに、リオが地図を広げて説明する。
ユーラシアの大部分はノーマンズランドと化していて、さらにノーマンズランドは刻々と広がっている。
世界が終わる前に戦争をやめさせなければならないと言うリオに、カナタが「それが先輩の夢ですか?」と訊くが、リオは違うと答える。
平和な世界を作るのは、リオの夢の前段階。
リオの夢は、航空機を復活させて、母親に聞いた”生まれ変わった海”や”新たな命が芽生えている土地”を探すこと。
これは世界平和で梃子摺ってる場合じゃないですね。
水かけ祭りの、炎の乙女役決め。
じゃんけんにより、役に決まったのはカナタ。
首飾りを掛けてくれるリオにカナタは言う。
「私の夢、決まりました。私、ずっと先輩についていっても良いですか?…先輩と、一緒の夢が見たいんです。」
リオ「ふっ。ああ、良いぞ。」
―かつて私の夢は姉さまだった。
で始まるリオのモノローグ。
そんな自分が、自分自身の夢を追っているように、カナタもいずれ自分の夢を見つけて歩き始めるだろう。
行こう。夢のその先に。
たとえ、いつか世界が終わるのだとしても…
その瞬間までは、私達の未来だ。
なかなか良かったです。ソ・ラ・ノ・ヲ・ト第13話。
炎の乙女伝説に出てくる天使ってのが一体何だったのかとか、まだまだ分からない事はありますが、上手くまとまってたと思います。
夢は”可愛いお嫁さん”というノエルは、可愛いはともかく”お嫁さん”が難しいという周囲の認識なのな。やっぱり。

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