
ベベル「待機って、生き続けるって事でしょ?」
ヒディアーズと戦わなければ人類に未来は無く、戦えない人間に価値は無い。
そういう世界で生きてきたレドには、地球の生活様式が上手く理解できない。
軍とは違う非効率な命令系統。
家族というコミュニティ。
体の弱い人間も生きていて良い社会。
この社会はおかしいとベベルに言うと、ならばもし敵が居なくなったらどうするのかと返される。
次の命令を待つと答えるレド。
命令がずっと来なかったら?
待機を続ける。
「じゃあ僕達と同じだね。」
そして冒頭に書いたセリフへ。
エイミーの弟ベベル。
ガルガンティアで賢人と呼ばれる医者が会ってみるように勧めるだけあって、かなり賢い少年です。
スコールで濡れた服を乾かすため、エイミーの家を再度訪れたレド。
何だか分からないと言いながらも、ヒディアーズの爪を加工してレドが作っていたのは明らかに笛(オカリナ?)。
戦闘には必要の無いもの。
さっきもらった笛をちゃんと音が出るようにしたと言うベベル。
その音に忘れていた記憶を刺激され、レドは涙を流す。
戦いの中で磨耗していたけど、確かにあった悲しみの記憶。
必要無いと切り捨てられないものが確かにそこにあった。
徐々に人間らしい感情を取り戻しつつあるレド。
このまま地球に馴染んだら、もしも軍に戻れる日が来た時にレドはどうするんでしょうか。
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